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障害者ニーズに基づいた支援機器開発プロジェクト福祉人間工学科/林 豊彦教授
背景と目的
 21世紀、日本は超高齢化時代の中で「健康で心ゆたかな社会」を実現しなければなりません。そのためには、心身の機能低下や障害の有無にかかわらず自己実現できる社会基盤を整備する必要があります。具体的には、機器・システムはだれにでも簡単に使えるようにする必要があり(ユニバーサルデザイン化)、障害者・高齢者に対しては支援機器(Assistive devices)によって自立を支援する必要があります。
 実際に役立つ支援機器を開発するためには、社会ニーズに基づいた研究開発体制が欠かせません。そのためには、技術者と医療・福祉の現場とのコラボレーションが必要になります。そこで本プロジェクトでは、次の3つの教育プログラムの開発を目的としました。
1)社会的ニーズを深く理解し、機器開発に結びつけるプロセスの学習
2)社会的ニーズに対して新しい技術的提案をする創造性の教育
3)革新的な提案を実際の製品にするプロセスの学習
平成17年度の取り組み
 運動機能障害を伴う難病の一つに、筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)があります。徐々に全身の筋が萎縮して動かなくなり、最後には呼吸も止まり、人工呼吸器の助けを借りなければならなくなります。最終段階で動くのはまぶただけで、それも最後には失われてしまいます。そのような患者のコミュニケーションや生活には、スイッチを用いたコンピュータ操作が欠かせません。このスイッチを例として、まず障害者ニーズを深く理解することの重要性を学んでもらいました。さらに、その成果を製品化するプロセスを、企業との共同研究を通じて実践的に学んでもらいました。
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CASE 1 ボランティア実習(学部1年生)
 日本ALS協会新潟支部長と事務局長から、さまざまなALS患者の実状と問題点について講演いただきました。それを踏まえて、学生に現場ニーズに合った新しいスイッチを設計・製作し、動作確認してもらいました。その成果を班ごとに発表して、学生相互の討論を通じて障害者ニーズを深く理解することの重要性を学んでもらいました。
CASE 2 ASL患者用スイッチ開発プロジェクト
 学部および博士前期課程の学生と地元企業および日本ALS協会新潟支部が共同で、「ALS患者が長期間使用でき、かつ維持管理が容易な操作スイッチ」を開発するコンソーシアムを立ち上げました。最新の電子情報技術を駆使して、コンソーシアムにおける研究の成果に基づいて製品の試作品を開発しました。操作性の評価と実用化に向けての改良が今後の課題です。
1年生のボランティア実習における日本ALS協会新潟支部長の講演 ボランティア実習におけるスイッチの設計・製作・動作確認実習 ALS患者用操作スイッチの開発プロジェクト
(日本ALS協会新潟支部、株式会社エフテック、林・中村研究室を中心とするコンソーシアム)
開発した操作スイッチの試作品
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