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ものづくりアイディア展 第10回 in 新潟

 2012年12月15日に「創造プロジェクトⅠ、Ⅱ(現ものづくりプロジェクトⅠ・Ⅱ)」の成果発表会として 新潟大学、長崎大学、富山大学の3大学が共同開催している「第10回学生ものづくり・アイディア展」が 新潟大学工学部において開催されました。
 今回は第10回目となる記念大会という事もあり、ものづくり・アイディアコンテストに先立ち パネルディスカッションを行い、各大学より学生2名、教員1名、計9名がパネラーとして参加しました。 テーマは『大学でのものづくりにおいて自慢できる点及び弱い点』と『後輩に目指して欲しいものづくり』と 題して活発な討論が行われました。
 ものづくり・アイディアコンテストは本学から「ロボコンプロジェクト」、「学生フォーミュラプロジェクト」、 「ヘリコプター自動制御」、「電気自動車のための充電回路とパワートレインの設計と製作」、 「世界からの声を聞こう」、「掃除ロボットの製作」、「飛行機製作」、「エッシャーの滝製作」、 「ロボカップシミュレーション2Dリーグプログラム」、「タブレット楽器製作」の計10テーマの発表がありました。 また富山大学からは5テーマ、長崎大学からは4テーマの3大学で計19テーマの発表がありました。
 最優秀賞に長崎大学の「長崎坂段情報システム」、優秀賞に富山大学の「無線電波強度からの位置測定と製品への応用性」、 10周年記念特別賞に本学から「エッシャーの滝製作」及び富山大学の 「(続)プラネタリウム製作」、 長崎大学の「オリーブオイル搾油機の開発」がそれぞれ受賞しました。  


ものづくりアイディア展in新潟アンケート結果

 「第10回ものづくり・アイディア展in新潟」に参加した学生に、ものづくりやアイディア展に関する感想を アンケート形式で集計しました。その結果をまとめたものを下記に表します。
  

あなたは、ものづくり型講義を通して、基礎学力(数学・物理・英語等)が向上したと思いますか。また、その理由は何ですか。
■向上した 71% 向上しなかった 29%
  • 学科ではソフトウェアの開発等を主に行ってきましたが、ハードウェア、特に無線を用いたことで電波の特性等を学ぶことができた。
  • 製作過程で数学や物理が常に関わってくるので向上している。
  • 実際にものをつくることで座学の理解が深まったから。
  • 初めてものづくりを通して、難題を解決しようと思えたから。
  • あなたは、ものづくり型講義を通して、専門科目への理解が深まったと思いますか。また、その理由は何ですか。
    ■深まった 89% 深まらなかった 11%
  • 歯車などについて実際に使用して理解を深めることができたから。
  • 専門分野ではない内容のテーマだったが、その分野について学ぶきっかけになったのでよかった。
  • 専門科目との関連性が多かったので、自然と理解が深まったと思う。
  • 多分、普通に授業を受けているだけでは部品の使い方とか分からなかったと思う。
  • あなたは、ものづくり型講義を通して、他分野への興味や理解が増したと思いますか。また、その理由は何ですか。
    ■増した 85% 増さなかった 12% 無回答・わからない 3%
  • 他大学の色々な取り組みについて考えることができた。
  • ソフトウェアを主に扱う学科ですが、全てのシステムを製作することで、ハードウェア等の他分野の興味も増した。
  • 苦手としていた電機分野だったが、少し関心を持ったため。
  • 他のグループの発表を通じて、他分野での考え方を知ることができた。
  • あなたは、ものづくり型講義を通して、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、人間的に成長できたと思いますか。また、その理由は何ですか
    ■成長できた 83% 成長できなかった 10% 無回答・わからない 7%
  • 責任感を持って物事に取り組むことが一番大事であると実感した。
  • ソフトウェアを主に扱う学科ですが、全てのシステムを製作することで、ハードウェア等の他分野の興味も増した。
  • 人の発表を聞くことや会話することでコミュニケーションが取れたから。
  • 大きなものを作ろうとしたときに、絶対に一人では良いものを作ることができないと思うので、周りの人との連携や打ち合わせが大切なのだと実感できた。