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2013年度 ものづくりプロジェクト製作作品

 「ものづくりプロジェクト」は、今年度も引き続きものづくり活動をメインとして学科・学年関係のない学生が プロジェクトチームを組み、活動を行なって来ました。今年度は「ロボコンプロジェクト」、 「学生フォーミュラプロジェクト」、「小型ラジコンヘリコプターの自動運転装置の製作」、 「世界からの声を聞こうプロジェクト」、「掃除ロボット製作プロジェクト」、「エッシャーの滝製作プロジェクト」、 「飛行機製作プロジェクト」、「電気自動車の製作」と計8チームで活動を行ない、64名と数多くの学生が受講しました。

ロボコンプロジェクト

 ロボコンプロジェクトは、機械システム工学科・電気電子工学科・福祉人間工学科、情報工学科の学生から構成されています。 このプロジェクトは毎年6月に行なわれる「NHK大学ロボコン」上位入賞を目指して活動を続けています。 今年度も「NHK大学ロボコン」の書類審査及び2度のビデオ審査を突破し3年連続で 本大会出場を決めました。 本大会は6月9日(日)の国立オリンピック記念青少年総合センターの大体育室で行なわれました。 結果は試合直前に起きた部品の破損などが響き惜しくも予選敗退してしまいました。 現在は来年度に向けて新たなロボットを鋭意製作中です。

■ロボコンチーム(科学技術研究部)ホームページ
■NHKロボコンホームページ


学生フォーミュラプロジェクト

 学生フォーミュラプロジェクトは全日本学生フォーミュラ大会に出場し上位入賞することを目標としています。 今年度のマシンコンセプトは、旋回性能、加速性能を追求しワイドトレッド、ショートホイールベースとして設計を行ないました。
 全日本学生フォーミュラ大会では、書類審査を通過し、試走を重ね、9月3日(火)~7日(土)に行なわれた本大会に 参加する事が出来ました。今回の大会では、オートクロス(サーキット2周)が直前に起きたマシントラブルにより 参加する事が出来なかったものの 昨年途中リタイアしたエンデュランス(サーキット20周)を見事完走する事が出来ました。
 現在学生達は更なるジャンプアップを目標に掲げ、来年度の大会に向けて車両を鋭意製作中です。

■新潟大学 学生フォーミュラプロジェクトNEXTホームページ
■全日本学生フォーミュラ大会ホームページ


小型ラジコンヘリコプターの自動運転装置の製作

 「小型ラジコンヘリコプターの自動運転装置の製作」プロジェクトは、市販されている小型のラジコンヘリコプターを 制御する事により自動で飛行する事を目標としたプロジェクトです。 ヘリコプターを安定して飛行させるためには、 空間における3つの回転軸(ヨー軸、ロール軸、ピッチ軸)を制御しなければなりません。現在はヨー軸の制御は終えたものの ロール軸とピッチ軸の制御を行う上でメインロータの角度制御が困難であり、自動でホバリングする事は出来ませんでした。

電気自動車の製作

 「電気自動車の製作」プロジェクトは、既存の小型ガソリン車を電気自動車に改造し、 公道を走行することを目標に活動しています。 今年度は充電回路の製作、モータを取り付けて 走行するためのギアボックスの製作を終え、ゆっくりながらも走行する事が出来ました。 改造した車両は、教育・学習成果発表会やものづくりアイディア展に展示、試乗を行い大いに反響を呼んでいました。

世界からの声を聞こうプロジェクト

 このプロジェクトは世界各国から日本向けに放送している日本語放送をより安価に製作したラジオで受信を行い、 最終的には日本の裏側に位置しているアルゼンチンからの放送局から受信を行い、その受信証明を取得する事を目標としています。
 アンテナや微弱な電波でも受信出来るように増幅回路の製作を行い、アジアでは中国、韓国、北朝鮮、台湾の放送を、 またロシアの放送を受信する事に成功しました。 第11回ものづくりアイディア展in富山では残念ながら アンテナを設置する場所がなく放送を受信する事が出来ませんでしたが、口頭発表の中で録音音声を流し、 見事評価され特別賞を獲得する事が出来ました。

お掃除ロボット製作プロジェクト

 このプロジェクトは、自動で掃除を行なうロボット「ルンバ」を模倣し、独自の移動プログラム、 掃除機構の開発を行い自動で掃除を行なうロボットの製作を目標に活動しています。 今年は掃除機構を本体に取り付けし、壁にぶつからず壁伝いに移動する事が出来るようになりましたが、 同じ場所を通らないようするエリアマッピングなど困難な課題が多く「ルンバ」の様にとまでは出来ませんでした。

飛行機製作プロジェクト

 毎年琵琶湖で行われる「鳥人間コンテスト」出場を目指して活動するプロジェクトです。 今年でプロジェクト2年目となり、まだまだ鳥人間コンテストに出場出来る程の大きな飛行機は製作は出来ませんが、 今年は航空力学の勉強を行なうと共に自作でプロペラ式の動力飛行機を製作しました。 現在は鳥人間コンテストに出場するに前段階として、1m×1m程度の動力付き飛行機でも参加する事の出来る 室内飛行ロボットコンテストに向けて活動をしています。

エッシャーの滝製作プロジェクト

 だまし絵であるエッシャーの滝を実際に製作する事を目標としたプロジェクトです。 今年は去年上手く見せる事が出来なかった視点の位置を覗き穴から片目で見る事により焦点を定め (下記写真の左側を参照)、また下記写真の箱の中にポンプを取り付け、視点の死角に水を上昇させる パイプを作る事により実際に水を流す事が出来ました(下記写真の右側を参照)。 このプロジェクトは第11回ものづくりアイディア展in富山において多くの教職員や学生が興味を示していました。 またこの様な新たな発想やアイディアが評価され優秀賞を獲得する事が出来ました。