2022年度 ニュース
「ICTビジネスアイデアコンテスト2022 in 新潟」で各種の賞を受賞しました。
11月23日に新潟市のStartup Niigata at PLAKA(SN@P)で開催された「ICTビジネスアイデアコンテスト2022 in 新潟(『えちご想発xTECH』)」 の最終審査発表会において、工学部から参加した2チームが優秀賞、奨励賞を受賞しました。本コンテストは、ICT(情報通信技術)の未来を担う人材の発掘・育成を支援するとともに、地域に新たな価値を創造することで、 経済の活性化、様々な課題の解決に貢献するようなアイデアと技術・サービスを競う場と開催されたもので、 26件の応募があった中で書類審査により絞られた7件が最終審査発表会に臨みました。
厳正な審査の結果、最終審査発表会に出場した工学部の2チームが以下の賞を受賞しました。
「信越情報通信懇談会長賞」 |
チームDDI(五十嵐太一君(材料科学プログラム3年),小池一路君(人間支援感性科学プログラム2年),堀田達琉君(協創経営プログラム2年),松田拓未君(知能情報システムプログラム2年)) |
チームUB(千葉瑠輝君(情報電子分野1年),阿部賢魁君(情報電子分野1年),家老彩季さん(融合分野1年)) |
チームDDIの受賞作品は『利用規約アプリ』、チームUBの受賞作品は『助け合いアプリ』で、それぞれスマートドミトリーでの活動を発表したものです。

上段左から、小池君、堀田君、五十嵐君、松田君
下段左から、家老さん、千葉君、阿部君

上段左から、小池君、堀田君、五十嵐君、松田君
下段左から、家老さん、千葉君、阿部君
JSEE 2022 Annual Conference International Session Awardを受賞しました。
2022年9月8日に開催された日本工学教育協会第70回年次大会・工学教育研究講演会国際セッション(オンライン開催)において、 工学力教育センター協力教員である若林悦子助教らが発表した論文が、“JSEE 2022 Annual Conference International Session Award” を受賞しました。日本工学教育協会では、年次大会国際セッションで発表された論文を対象に優秀発表論文を選出しており、 10月18日に開催された同協会国際委員会での審議の結果、受賞にふさわしいと高く評価されました。
受賞論文は、燕市の「公益社団法人つばめいと」と本学工学部の「大学の世界展開力強化事業G-DORMプロジェクト」 が共同で実施した国際グループワーク・インターンシップの事例を通じ、 大学と企業とが協働で行う産学連携課題解決型インターンシップにおけるコーディネート機能が教育面での有効性のみならず、 中小企業経営と地域社会にもインパクトを与えることを明らかにしました。 特に、大学外部の組織が、大学と企業双方が納得できるインターンシッププログラムを、 個々のケースに応じてテーラーメイドで開発するためのプロセスとその要点を示したものです。
G-DORMの教育プログラムの実践を基にした工学教育研究に関しては、 昨年度も日本工学教育協会のJSEE 2021 Annual Conference International Session Awardを受賞しており、 前回から2年連続の受賞となりました。また、公益社団法人つばめいととの共同での取組みについては、 第3回学生が選ぶインターンシップアワード2020の優秀賞にも選出されております。 このように各方面からご評価頂ける教育研究プログラムが実践できていることを嬉しく存じます。 また、改めて、G-DORMプロジェクトにご協力下さる皆様方に感謝申し上げると共に, G-DORMの教育プログラムをさらに発展させるべく,引き続き,ご支援・ご指導をどうぞ宜しくお願い致します。
若林 悦子、小浦方 格、上田 和孝 | |
Highlights in Coordination for Tailor-made Global PBL Internships with SMEs; A Case of G-DORM Internships in Tsubame City | |
Etsuko WAKABAYASHI, Itaru KOURAKATA, Yasutaka UEDA, “Highlights in Coordination for Tailor-Made Global PBL Internships with SMEs; A Case of G-DORM Internships in Tsubame City,” JSEE Annual Conference International Session Proceedings, 2022, Volume 2022, 2022 JSEE Annual Conference, Pages 14-17. https://doi.org/10.20549/jseeen.2022.0_14 |
論文掲載サイト
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jseeen/2022/0/2022_14/_article
新潟大学公式ウェブサイトでの受賞報告記事
https://www.niigata-u.ac.jp/news/2022/291983/


学生フォーミュラプロジェクトが学生フォーミュラ日本大会2022に出場し
総合25位、日本自動車工業会会長賞を獲得しました。
9月6日~10日に静岡県掛川市エコパスタジアムで行われた「学生フォーミュラ日本大会2022」に、学生フォーミュラプロジェクトが出場しました。
動的審査を現地で行うのは、2019年以来3年ぶりとなります。日本全国から54チームが参加しました。大会期間中は、加速性能を競う「Acceleration Event」、旋回性能を競う「Skidpad Event(8の字走行)」、コース走行を行いタイムを競う「Autocross Event」、 耐久性が問われる「Endurance Event」が行われます。これらのイベントに参加するためには、製作した車両がルールに則り、安全に走行できるかを審査される「技術車検」に パスしなければなりません。その他にも、4輪ブレーキ試験やチルト試験、騒音試験等にも合格しなければなりません。
新潟大学は軽微な修正はあったものの、技術車検やその他の試験に無事合格し、9月8日から行われた各種動的イベントに出場しました。 「Acceleration Event」で5.673s、 「Skidpad Event」で6.344s、 「Autocross Event」で72.421sとまずまずの結果を残し、最後の動的イベントである「Endurance Event」に出場しました。 2人のドライバーで約20㎞走行する「Endurance Event」ですが、終始落ち着いた走りを見せ、2大会連続の完走を成し遂げました。
静岡県での動的審査に先立って行われた静的審査(「Cost & Manufacturing Event」・「Presentation Event」・「Design Event」)では、それぞれ22位、33位、39位を獲得し、 動的審査と合わせて、総合25位を獲得しました。また、全ての静的・動的審査に参加し、完遂・完走しているチームに贈られる「日本自動車工業会会長賞」を受賞しました。
新潟大学 学生フォーミュラプロジェクトHP
学生フォーミュラ公式サイト
エンデュランス走行の様子(2:24:50頃から2:59:00まで)(YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=eVNpX-42HkQ))












CANSATプロジェクトが第18回能代宇宙イベントに参加しランバック部門で優勝しました。
8月11日~19日に秋田県能代市で行われた「第18回 能代宇宙イベント」に、ものづくりプロジェクトで活動しているCANSATプロジェクトが出場しました。 昨年度に引き続き、ハイブリットロケット1機、CanSat競技のランバック部門3機、フライバック部門1機の合計5機のマシンで参加しました。開催期間中は、秋田県全域を襲った大雨の影響で、大会日程の変更を余儀なくされました。通常は屋外で行うCanSat競技も、急遽体育館の中で行うなど 競技ルールの変更もありました。そのような中でも、画像処理や地磁気センサなど屋内でも使用できるセンサを、動作環境に上手く対応させ、0mゴールを達成しました。 天候が回復した大会後半は、通常通り屋外でCanSat競技が行われ、こちらもゴールから63㎝まで近づき、屋内・屋外共にランバック部門で1位を獲得することができました。 加えてタイプエス賞を受賞しました。
ハイブリットロケットについては、今年度は基板の配置を見直し、昨年と同様のスペースに冗長性を持たせたシステムを搭載しました。技術伝承もしっかりと行い 2年連続打ち上げを成功させました。パラシュート解放機構が動作せず、弾道落下になってしまいましたが、ログの回収にも成功し、253.3mの最高高度に到達しました。
新潟大学 CANSATプロジェクトHP
能代宇宙イベント公式サイト












スマート・ドミトリー「下水汚泥灰からリンを回収する資源循環技術の開発班」
の活動が新潟日報で紹介されました。
スマート・ドミトリーの取組の中で活動している「下水汚泥灰からリンを回収する資源循環技術の開発班」の活動が、
新潟日報の「Nパス」欄で紹介されました。「Nパス」は中高生が新潟で活躍する大人と語り合う企画です。
スマート・ドミトリー「リン班」のメンバーと新潟清心女子高校の学生が、研究やキャンパスライフについて語り合いました。詳しくは以下のリンクから、新潟日報の記事をご覧ください。
新潟日報 教育モア Nパス 地域に役立つ研究 面白そう!(新潟清心女子高校×新潟大学工学部)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/96966
ロボコンプロジェクトがNHK学生ロボコン大会2022に出場し
2年連続決勝トーナメント進出(ベスト6)、特別賞を受賞しました。
6月12日(日)に大田区総合体育館(東京都)で行われた「NHK学生ロボコン2022」に工学部附属工学力教育センター開講科目「ものづくりプロジェクト」
で活動しているロボコンプロジェクト(科学技術研究部)が出場しました。3年ぶりに有観客での開催となりました。2022年の競技課題は、インドの人々が昔から慣れ親しんできた遊び「ラゴリ」という屋外ゲームをモチーフとされました。「ラゴリ」は、2つのチームに分かれて行われます。 一方のチームが「シーカー」、そしてもう一方のチームが「ヒッター」と呼ばれ、シーカーがボールを投げて「ラゴリ」と呼ばれる石の塔を崩すことから始まります。 シーカーが再び石を積み上げる間、ヒッターはボールを相手チームに当てて積み上げを妨害します。
各参加チームは2台のロボットを製作し、石の塔に見立てた発泡ウレタン製のディスクを崩し、積み上げる動作を90秒以内に行います。 その間、相手のロボットから発射されるボールの妨害から逃げなければなりません。学生ロボコンでは初めて、相手のロボットに向けてボールを発射するというルールが採用され、 実際の試合も、状況に応じてロボットの動きを変化させるという非常に戦略的なものになりました。
予選リーグでは京都工芸繊維大学との2度対戦し、一勝一敗となったものの、得点差で決勝トーナメント進出(ベスト6)を果たしました。 決勝トーナメントに進出するのは2年連続となります。決勝トーナメントでは今年の優勝校である豊橋技術科学大学に敗れはしたものの、 ディスクを機体の内部に設けられた仕切りに収納し、一気に積むというアイディアが評価され、トヨタ自動車株式会社様より特別賞を頂きました。
この模様はYoutube(アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=juYlfcXIgFk&list=RDCMUCHaI7UN2G4BGKv46QnW40Rw) で配信されたほか、7月18日(月)(海の日)午前11時から、NHK総合テレビで放送予定です。








G-DORMプロジェクトが令和3年度学長教育賞を受賞を受賞しました。
新潟大学学長教育賞は、教育改善に対する意識を高めるとともに、優れた授業方法および学習支援を全学で共有化することにより全学的な教育方法の改善に資することを目的に創設され、 特に顕著な功績があったと認められる取り組みを実施した教員集団に対して授与されています。 第15回目の今回は、「工学力教育センター国際教育部門(G-DORMプロジェクト)」:自然科学系(工学部)上田和孝准教授(代表者)外3名による 「国際オンライン協働学習(COIL)における同期型と非同期型の連携プログラムの開発」の取り組みを特に優れた成果を挙げた課題と決定し、 6月10日(金)に学長教育賞授与式が執り行われました。受賞理由は,第一に,国際オンライン協働学習(COIL)において,先行して実施した同期型スタイルの改善策としてオンデマンド型を導入した反転学習や非同期型のオンライン授業を組み合わせ, 学生にとっての取り組みやすさを増大する工夫を取り入れる等,汎用性の高いグローバル教育の実践に取り組んだこと。 第二に,学習活動にとどまらず,日本工学教育協会での発表等,効果的に成果発信を実施していることでした。
このG-DORMプロジェクトの活動は、教育や国際連携に関する本学の将来ビジョンの実現に向けて着目されるべきであり、取り組みを更に発展させると共に、 成果を全学で共有し、全学の教育方法の改善に資することが期待されます。
https://www.niigata-u.ac.jp/news/2022/172794/

(前列左より)牛木学長、上田准教授、坂本理事
(後列左より)荒井学務部長、坪井教授、若林助教、樋口准教授

(前列左より)牛木学長、上田准教授、坂本理事
(後列左より)荒井学務部長、坪井教授、若林助教、樋口准教授
公益社団法人つばめいとの若林悦子理事(クロスアポイントメント:工学部附属工学力教育センター助教)が岸田首相の燕三条地域訪問の際に懇談しました。
2022年4月16日、岸田文雄首相は燕三条の地場産業などを視察するため、燕市・三条市の各所を訪れました。燕三条地域の工場を見学し、 地元企業の経営者ら6人と対話をしました。つばめ産学協創スクエアを運営している、公益社団法人つばめいと(新潟県燕市)の若林悦子専務理事 (新潟大学工学部助教)もその懇談会に参加し、岸田首相らと意見交換を行いました。若林専務理事は、「大学と企業とをつなぐインターンシップのコーディネート事業に取り組んでおり、学生達が滞在できる寄宿舎も作った。 年間200人から300人が利用しており、なかなか学生の受け入れができない企業も、学生とのつながりができるようになった。 学生が企業に対して何か提案することもあり、それが企業にとっても新しい発見につながっている」などと岸田首相に話し、 学生たちを地域の企業の活性化にいかに活用することができるかについて意見を述べました。

