工学部FD「工学部で簡単にハイフレックス授業を行う方法」を開催しました。
新型コロナウイルスの影響で、大学教育でも新しい授業様式が求められています。また、教育のグローバル化、リカレント教育、
インクルーシブ教育など教育機会の多様化に対応して、高等教育の場を提供していくことは、これからの時代に求められる大学の使命でもあります。
このようなニューノーマル時代にデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したハイフレックス授業は、とても有効な教育手段と考えられます。
そこで工学力教育センターでは、「工学部で簡単にハイフレックス授業を行う方法」と題したFDを開催しました。その動画を公開しますので、ご活用いただけたら幸いです。
参考情報も動画で用意しています(以下の6つのURLリンク)。
FDの際の動画(クリックするとご覧になれます)
お手軽ハイフレックス接続図
工学部でハイフレックス授業を簡単に行う方法 資料
参考情報
1)ノイズキャンセルの例
https://zoom.us/rec/share/_xw6ewbXd3G9HoWbkY9OLO47_L5L5R7OmxnRp0mj1ivKn8dWeFfNDU29Dtyxp6oP.Zyp2JjGnoNiUa6Sk?startTime=1645396957000
(パスコード: w*2bNihC)
2)卓上でホワイトボードを使う例
https://zoom.us/rec/share/uWK4aSBKHatRHNoc83AUMPyCRGlO-xPZvvyvMlJTNs6qCVqHhDFkmVMsuoXL-2Y.fHZMDLX28FUApAMW?startTime=1646519594000
(パスコード: nD*U6%Yj)
3)板書型講義の例
板書型(基礎数理)の講義
https://youtu.be/FsuyxtLcQjI
板書型(基礎数理).pdf
4)zoomでiPhoneを使って資料を提示する方法
https://zoom.us/rec/share/fbP2s_bZ0b33gZ3_JF8hAYYPGiUP8IHtTHRYpc8VGwWEiJVGmNOuYWemGbbfx7Yu.TiIAVrk3HNzBSVS_
(パスコード:#6b5*Ce.)
5)zoomで複数の画面を共有する方法
(例,Word,Excelを切り替えてつかう。パワーポイントのスライドショーをしながらメモを書く)
https://zoom.us/rec/share/pdQnez8R3GAmjPzlHmOA1v011n6GQVTrMuWyaHQQjJ0Y9w7SwjX-a6B6BRfyiyV_.TN33dXLi7Sq6mQQz
(パスコード:YV7MDp&a)
6)PDFで作成されたレポートの採点方法
ペンタブレット,タブレット型端末を使う例を紹介します。
(動画ではタブレット型端末iPadを外部モニターと使っています)
https://zoom.us/rec/share/CUitz-BMAw03To0dwJpPi6vgp16zclroxGjFwZB5wzj4_RmsD4GWzchqzUz5Yp1U.zUVbNjdZAgaR9s3k
(パスコード:5BA.gMVP)
2021年度学内キャリアガイダンスを開催しました。
2月22日(火)に20の企業様から参加頂き、工学部講義棟を会場として理工系学生向け学内キャリアガイダンスを開催しました。
本事業は、新潟県内に拠点を置く製造業やICT関連産業のうち、普段はあまりその存在を知る機会が少ないながらも、
本学教職員や関係者が特に優良と考える企業にお声がけし、展示会形式で学生にこれらの企業を知ってもらうことを目的としたものです。
単に就職活動の一環としてではなく、キャリアプラン形成の中で自分自身の可能性を広げることで、
今後の学内外での学習に対するモチベーションアップを期待するものです。
今年度は、特に年明け以降の新型コロナウイルス感染拡大もあり、実施の可否が直前まで危ぶまれたものの、
工学部長からも「やりましょう!」との力強いお言葉に支えられ、対面で実施できたことは何よりでした。
当日は、2月下旬とはいえ、寒波の襲来と朝からの降雪が重なったためか、午前中はやや来場者数が伸び悩みましたが、
お昼以降はものづくりプロジェクト参加学生なども会場を訪れ、各企業から説明を受けていました。
運営の不手際から、参加学生の具対数を把握することはできませんでしたが、
開催後に実施した参加企業向けアンケート(19社より回答)によると、延べ114名の学生が各企業ブースを訪問したそうです。
また回答数は少ないながら、来場した学生からの全てのアンケートには、
就職したい、もっと詳しく知りたい、インターンシップに参加したいと思える企業があったとのことでした。
今後もこの取り組みを継続し、学生の学びを促進するための産学連携の機会と場を作っていきたいと考えています。
なお、本事業は新潟県からの委託事業「新潟の産業・企業を知る講座」としてこれまでも毎年度、同時期に開催してきましたが
(昨年度は全面オンライン開催)、今年度は改めて工学力教育センターが主催、(公社)新潟工学振興会様からも共済頂く形で実施しました。
ランチタイムを利用した企業様と教職員による意見交換会も行い、企業様向けに山内センター長からセンターの紹介も差し上げることができました。
新潟県、および関係の皆さまにはこの場を借りてお礼を申し上げる次第です。
ものづくりプロジェクトの学生が学長訪問を行いました。
今年度様々な成果が出た「ものづくりプロジェクト」で活動している、ロボコンプロジェクト、学生フォーミュラプロジェクト、
CANSATプロジェクトのメンバーがその成果を報告するため、12月13日(月)に学長を訪問しました。
各プロジェクト毎に活動内容や製作物、受賞の経緯などを資料や動画などを用いて牛木辰男 学長、坂本信 理事に報告させていただきました。
学長からは「次年度もぜひ頑張って下さい」と応援の言葉を頂きました。
スマート・ドミトリー「データ駆動イノベーションプロジェクト」の学生が
「ICTビジネスアイデアコンテスト2021 in 長岡」でグランプリを受賞しました。
11月23日(火、祝)に長岡市のアオーレ長岡で開催されたICTビジネスアイデアコンテスト2021 in 長岡(『えちご想発xTECH』)の最終審査発表会において、
新潟大学工学部から参加した4チーム全てが、最優秀のグランプリ(総務省信越総合通信局長賞)を筆頭に、優秀賞、奨励賞を受賞しました。
本コンテストは、ICT(情報通信技術)の未来を担う人材の発掘・育成を支援するとともに、地域に新たな価値を創造することで、経済の活性化、
様々な課題の解決に貢献するようなアイデアと技術・サービスを競う場と開催されたもので、64件の応募があった中で書類審査により絞られた8件が最終審査発表会に臨みました。
当日は1チームが辞退したため、7チームによる作品発表と審査員等からの質疑応答が行われました。厳正な審査の結果、工学部に所属する4名の学生が以下の賞を受賞しました。
グランプリ(総務省信越総合通信局長賞) 五十嵐太一さん(工学部2年)
優秀賞「信越情報通信懇談会長賞」 堀田達琉さん(工学部1年)
優秀賞「にいがた地域情報化推進協議会賞」 阿部寿純さん(工学部4年)
奨励賞 山岸芽生さん(工学部1年)
グランプリを獲得した五十嵐さんの作品は『利用規約データ分析』というもので、つい読み落としてしまいそうなアプリケーションなどの利用規約を、
自然言語処理を用いて重要なところを自動的にハイライト表示して見落としのないようにしてくれるアプリケーションの提案で、
着目点の良さや具体的なデータ分析方法の提案が高く評価されました。
なお、五十嵐さん、堀田さん、山岸さんは工学部スマート・ドミトリー「データ駆動イノベーションプロジェクト」での活動を発表したもので、
阿部さんは工学部知能情報システムプログラムの所属(なお、ものづくりプロジェクト CanSatプロジェクトにも所属)です。
CANSATプロジェクトが能代宇宙イベントに出場し、新潟大学初の学生による
ハイブリットロケットの打ち上げを成功させるとともに各種の賞を受賞しました。
11月3日~7日に秋田県能代市で行われた「第17回 能代宇宙イベント」に、ものづくりプロジェクトで活動しているCANSATプロジェクトが出場しました。
「能代宇宙イベント」とは、学生/社会人によるロケット打ち上げ及び、CanSatと呼ばれる自立ロボット制御の日本最大規模のアマチュア大会です。
今年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、一般公開は行われませんでした。
期間の前半はロケットの打ち上げ実験が行われました。新潟大学は、4年かけて完成させた学生による新潟大学初のハイブリットロケットの打ち上げに臨みました。
悪天候の影響はあったものの打ち上げは無事成功し、1日後に機体の回収も無事に行うことができました。フライトレコーダでのデータ取得もでき、解析して次年度以降の開発に活かす予定です。
期間の後半はCanSat競技が行われました。CanSat競技とは、ドローンなどで上空50m程度まで自立ロボットを打ち上げ後、そこから落下され、その後自動制御で目的地を目指す競技となっています。
地面に着地してから車輪などを用いて目的地を目指すランバック競技と、空中を飛翔するなどして目的地を目指すフライバック競技があります。
新潟大学はランバック競技に2チーム、フライバック競技に1チーム出場しました。ランバックチームは地磁気センサ、GPSセンサ、画像処理などを用いて近づき、
フライバックチームは同種のセンサとパラセイルを用いて目標に近づきました。
ロケット部門では、インターステラテクノロジズ株式会社(2019年5月に打ち上げたMOMO3号機で民間企業単独として日本初の宇宙空間に到達)様より、
陸打ち団体賞、個人賞(現場賞)北村帆高 君(電子情報通信プログラム4年)、CanSat部門では、ランバック競技、準優勝・3位、フライバック競技、準優勝など、
各種の賞を受賞しました。
全国郷土紙連合(http://kyodoshi.com/article/10619)
ロケット打ち上げの様子(Youtube)(https://www.youtube.com/watch?v=Q-CBLfHis6U)
飛翔するロケット
無事回収されたロケット
パラシュートから切り離されてゴールへ向かうランバック機
パラセイルを用いて飛翔するフライバック機
ロボコンプロジェクトがNHK学生ロボコン大会2021に出場し
決勝トーナメント進出(ベスト6)、アイディア賞、特別賞を受賞しました。
2年ぶりに行われた「NHK学生ロボコン2021」に、ものづくりプロジェクトで活動しているロボコンプロジェクト(科学技術研究部)が出場し、
決勝トーナメント進出(ベスト6)、アイディア賞、特別賞(トヨタ自動車株式会社様)を受賞しました。
NHK学生ロボコン2021は、10月10日に東京都大田区西蒲田片柳アリーナで、感染症対策を徹底するため無観客で開催されました。
今年度のルールは中国の伝統行事を模した「投壺」。その名の通り壺に矢を投げ入れる、ロボットにとっては非常に難易度の高いものでした。
壺は全部で5つあり、矢を投げ入れるロボットと、相手の矢を妨害するロボットの2台で対戦形式で行われました。
予選リーグでは京都大学との2戦に勝利し決勝トーナメント進出(ベスト6)を果たしました。
決勝トーナメントでは部品の破損によって東京大学に敗れはしたものの、グルグルと回るアームで矢を投げる独特の機構が評価され、
トヨタ自動車株式会社様より特別賞を、加えて、アイディア賞に輝きました。
この模様はYoutube(アーカイブ:
https://www.youtube.com/watch?v=jSL5CWUH6a0)
で配信されたほか、12月上旬にNHK総合テレビで放送予定です。
上田和孝 准教授のグループが
日本工学教育協会のInternational Session Awardを受賞しました。
上田和孝 准教授ら,工学部附属工学力教育センター国際教育部門の教職員が日本工学教育協会のInternational Session Awardを受賞しました。
日本工学教育協会第69回年次大会の国際セッションで発表された論文の中から,最も優秀な発表として選出されました。
受賞発表演題は「3-day Collaborative Online International Learning on Sci-tech Challenges for Sustainable Development Goals」で,
工学部のG-DORM事業の一環として2020年9月に実施した,王立プノンペン大学(カンボジア)との国際オンライン協働学習(COIL)プログラムの成果を発表したものです。

新潟大学でのグループ活動

オンラインでカンボジア学生とディスカッション
学生フォーミュラプロジェクトが全日本学生フォーミュラ大会に出場し、
総合9位、自動車技術会会長賞、ベスト車検賞2位に輝きました。
学生フォーミュラプロジェクトが全日本学生フォーミュラ大会に出場し、総合9位、自動車技術会会長賞、ベスト車検賞2位に輝きました。
今年度の学生フォーミュラ大会は新型コロナウィルスの影響で、実際のマシンを走らせる動的試験はすべて中止になりました。
しかしながら静的試験はオンラインで行われ、デザイン審査で17位、コスト審査で5位、プレゼン審査で25位、総合9位に輝きました。
デザイン審査はマシンのコンセプトに合致した設計が如何になされているか、設計や理論、取得したデータの妥当性などを審査されます。
コスト審査は車両1台を製作するためにかかった材料費、製作費をすべて部品ごとにCADとともに提出し、その積算された費用の正確性を評価されます。
プレゼン審査はプロジェクトを一つの自動車会社とみなし、「利益が上がらない、打開策を考え、プレゼンせよ」
というテーマでプレゼンテーションの具体性や実現可能性を審査されます。
これらすべての書類や審査を遅延なく終了したチームに対して自動車技術会会長賞が贈られました。
またSES(等価構造証明書)という書類が優秀だったことから、ベスト車検賞(2位)を受賞しました。
CANSATプロジェクトロケット班が新潟大学初となる学生によるハイブリットロケットを完成させました。
CANSATプロジェクトロケット班が、ものづくりプロジェクト学生による新潟大学初のハイブリットロケットを完成させました。
ハイブリットロケットとは、液体燃料(亜酸化窒素)と固体燃料(ABS樹脂)を反応させて推力を得るロケットのことで、
比較的安全に扱うことができる特徴があります。発射から安定飛行、頂上検知をしたのちパラシュートを開傘、
地上で安全に回収するという一連の動作の完遂を目指します。朱鷺のように大空に羽ばたいてほしいとの願いから、
このロケットにはTOKI(朱鷺)と命名しました。
またこれらに関する記事が新潟日報と読売新聞新潟県版に掲載されました。
記事ではロケットを作ろうと思い立った経緯から、班の立ち上げ、全く知識がなかった状態からいかにしてロケットの完成までこぎ着けたのか、
詳細に書かれていますので是非ご覧ください。
新潟日報モア(https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20210912641353.html)
読売新聞オンライン(https://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20210910-OYTNT50104/)
工学力教育センターの取り組みが令和2年度新潟大学学長教育賞を受賞しました。
工学部附属工学力教育センターの前センター長鈴木孝昌教授と羽田卓史技術専門職員が、令和2年度の新潟大学学長教育賞を受賞しました。
新潟大学学長教育賞は、「学長教育助成制度」に採択された教員グループのうち、
教育改善の成果が特に顕著であったと認められる取り組みを実施したグループに対して授与されるものです。
受賞課題名は、「工学部PBL科目 ものづくりプロジェクトにおけるルーブリック評価の実践」で、
ものづくりプロジェクトを指導する羽田技術専門職員がプロジェクトで活動する学生の成績評価をルーブリック評価表により実践したものです。
プレゼンテーション用やレポート用といった複数のルーブリック評価表を用い、丁寧に評価を行った点、またGPAとの相関を詳細に解析した点等が高く評価されました。
本手法は、全学的に展開されている数々のPBL科目において、学生の客観的成績評価実践に、大きく貢献できるものと期待されます。
https://www.niigata-u.ac.jp/news/2021/88465/

(前列右より)牛木学長、鈴木教授、羽田技術専門職員
(後列右より)江口学務部長、小久保理事、福島副学長

(前列右より)牛木学長、鈴木教授、羽田技術専門職員
(後列右より)江口学務部長、小久保理事、福島副学長