工学の原点に帰ろう
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創造プロジェクト
平成19年度の創造プロジェクト作品
平成20年度の創造プロジェクト作品
平成21年度の創造プロジェクト作品
平成22年度の創造プロジェクト作品
平成23年度の創造プロジェクト作品
平成24年度の創造プロジェクト作品
平成25年度の創造プロジェクト作品
平成26年度の創造プロジェクト作品
平成27年度の創造プロジェクト作品
平成28年度の創造プロジェクト作品

ものづくりアイディア展
ものづくりアイディア展 第1回新潟
ものづくりアイディア展 第2回新潟
ものづくりアイディア展 第3回新潟
ものづくりアイディア展 第5回富山
ものづくりアイディア展 第6回長崎
ものづくりアイディア展 第7回新潟
ものづくりアイディア展 第8回富山
ものづくりアイディア展 第9回長崎
ものづくりアイディア展 第10回新潟
ものづくりアイディア展 第11回富山
ものづくりアイディア展 第12回長崎
ものづくりアイディア展 第13回新潟
ものづくりアイディア展 第14回富山
創造性を目指すものづくり教育
創造プロジェクト
デザイン応力を育む
 平成17年度から「創造プロジェクト」がスタートしました。工学部は有形であれ無形であれ「ものづくり」に関した技術開発や学術研究を行うところです。つまり、何はともあれ「ものづくり」の楽しさや達成感を味わうことが工学の道をきわめる第一歩になると思います。そのために、学科および学年の垣根を取り払った学生プロジェクトチームによる技術開発のプロセスの学習を謳った「創造プロジェクト1、2」が開講されました。この科目は工学部の全学科共通科目(集中講義形式の選択科目で、1と2で各2単位です)になっていて、工学部の学生であれば誰でも聴講することができます。
 「創造プロジェクト1、2」の特色は、全学科共通科目として開講する科目になっていますが、受講を希望する学生がチームを組んで、あるいは、単独で自分自身のテーマを持参して参画することにあります。もう一つの特色は、学科・学年の枠を超えた学生のプロジェクトチーム結成を目指していることにあります。
 「創造プロジェクト1」では、具体的な課題設定と計画立案を目標にしています。つまり、(1)実際の見聞、専門書や文献等により調査する(2)調査結果を分析し、まとめる(3)調査結果のまとめから、解決すべき課題を設定する(4)課題を解決するための方法を考え、具体的計画を立案する、という内容になっています。 「創造プロジェクト2」は創造プロジェクト1で企画立案したプロジェクトに従って実際に作品を作ることを目標にしています。内容は、(1)自主的に作品づくりをする(自主性を養います)(2)チームで共同して作品づくりをする(協調性を身に付けます)(3)期間内に成果をまとめ、発表する(プレゼンテーション能力を高めます)、となっています。集中講義とはいうものの、自主的に進めるというのが基本で、且つものづくりのための時間が結構必要ということから、両科目ともに課外時間や夏休みなどを有効利用することになります。科目担当の先生は工学力教育センターの先生方ですが、アドバイザーあるいはサポーターに徹するということで、余計な口出しは一切しないということになっています。実際の作品の制作にあたっては、それなりの技術が必要となりますので、この点は技術職員の方たちの協力を仰ぐということになります。
 初年度である平成17年度は、5つのプロジェクトが進行しました。受講者の総数は約30名です。各プロジェクトには予算が配分され、月1回定例の進捗状況報告会が行われました。また、プロジェクトの作品は11月〜12月に長崎大学、富山大学、新潟大学の各大学で行われる「学生ものづくり・アイディア展」に出展することになっており、それを目指してプロジェクトを進めることになります。プロジェクトの概要は右のようなものでした。


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プレスカブ電動化プロジェクト
廃棄バイクの再生を目指しました。
電動モーターを採用するということで、その制御回路に工夫が見られました。
<学生の声>
●モーターを制御するための回路が燃えて、何回か危ない目にも遭いました。設計って、絶対に1回では成功しないんですね。いろんな壁にぶつかって、僕らもぶつかりまくりなんですけど、ぶつかって、ぶつかって、最後にやり遂げたときに、ひと皮向けた違う世界があると思います。
●先輩の知恵を拝借して、プレスカブの回路は全部自作しました。やってみて初めて、ものづくりって役立ってるというのに気づくんじゃないかなと思います。設計ミスなど大変なこともありましたけど、それ以上の収穫があると思うので、やっぱりほかの人にも経験してほしいなあと思いました。
電気自動車開発プロジェクト
自己満足仕様の車を作るプロジェクトでした。
採用されている機構が高度で、試乗したすべての人を満足させ、また他大学の先生からも絶賛されました。
<学生の声>
●このプロジェクトでは自分たちで作業するので、工作機械の使い方に慣れるという点でも収穫がありました。完成したのが11月終わりくらいなんです。屋根がついていないので乗っていると寒いんですけど、すごく楽しくって感動しました。人が乗れる自動車を作れたということはやっぱり楽しかったので、ぜひやってもらいたいなと思います。
●テーマも設計も制作も全部自分たちでやるというコンセプトがすごく面白そうだったので参加しました。自分たちの本当につくりたかったものをつくったので、それがみんなにちゃんと評価してもらえたのはうれしかったです。みんなで協力して、一つのものをつくるというのはすごく面白いと思うんです。
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clothxcloth
布バッサリシミュレーションプロジェクト

一見すると布切りゲームですが、シミュレーションのアルゴリズムには質点-バネ系の多体問題を解くという学術的に高度な内容が盛り込まれていました。
<学生の声>
●人間関係とかコミュニケーションという面で、ほんといい経験になったと思います。このプロジェクトでの経験は自分の中で財産にもなるし、誇りにもなると思うんです。テストで過去問を暗記して、いい点を目指すのとはまた違って、完成したときの満足度はすごいものになると思います。
●以前から技術や研究開発にものすごく興味があって、また新しいかたちで何かできるかなと思い参加しました。意思の疎通が難しく、うまくいかない面もありましたけど、みんなの能力の高さに恵まれました。文系の人の参加や先輩方からの指導によって、新しいアイディアやつながりも生まれるんじゃないかなって思います!
洗濯機も積める自転車 廃棄自転車再生プロジェクト
大学内に廃棄されている自転車の再生利用を目指しました。
重量物の運搬キャリヤーとして実用になります。
<学生の声>
●友達がやっていたのを見て、楽しそうだなと思ってプロジェクトに参加しました。つくった自転車は強度的に本当に3人乗れるのかなと心配でしたが、大丈夫でした。せっかく工学部に来たのだから、参加したほうが楽しいと思いますね。
●1年間かけてこれだけ大きなものをつくったことがなかったので、いいチャンスだと思い挑戦してみようと思いました。作業できる環境がちゃんとあるというのはやっぱりいいことだと感じました。打ち上げのときのビールをこの自転車で運びましたし、ちゃんと役立っていますよ!
プロジェクト車椅子用電動ブレーキ開発
車椅子を使用する人の負担を軽減することを目的として、坂道など傾斜を自動検知して自動ブレーキをかける機構を開発しました。実用化・製品化が大きく期待されました。
<学生の声>
●座学ばかりじゃなくて、何か実際につくってみようかなと思い参加しました。学生ものづくり・アイディア展は、新潟には人が少なくてちょっと残念でした。ただ、このプロジェクトに参加して設計を書くときも、つくる人のことを考えようと思うようになりました。
●人に役に立つものをつくろうと案を練り、車椅子は結構怖いことを学んでいたので、少しでもそれを軽減できないかということで、ブレーキをつけてみました。チーム内で紆余曲折もありました。けれども、今のうちにこういう授業で自分の好きなものをお金をかけてつくるという体験は、すごく重要なことじゃないかなと思います。
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 以上の作品のうち、電気自動車開発、cloth×cloth、車椅子用電動ブレーキ開発の3作品は、3大学で開催された「学生ものづくり・アイディア展」で受賞するという栄誉に輝きました。
 今年度の「創造プロジェクトT、U」は初めてということもあり、試行錯誤の連続でしたが、技術開発のプロセス(企画立案、設計、制作そして改良)を学ぶことは大いにできたというのが受講者の多くの声でした。また何よりも、「苦しいこともあったが、達成感がある」という言葉も多く聞かれ、それこそ「創造プロジェクトT、U」の目的は達成されたのではないかといえます。次年度以降のプロジェクトの提案が非常に期待されます。

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