ものづくり教育背景画像 ものづくり教育背景画像

Fabricationものづくり教育 Fabricationものづくり教育

創造性を目指すものづくり教育

 平成15年度、文部科学省によって公募された「特色ある大学教育支援プログラム」として、 新潟大学、長崎大学、富山大学の工学部の先進的な教育プログラムが採択されました。 この「ものづくりを支える工学力教育の拠点形成~創造性豊かな技術者を志す学生の連携による教育プログラム~」は、 工学の原点に立ち戻って21世紀の新しい工学教育を立ち上げようとするものです。
 3大学工学部は技術開発の現場を取り込めた教育プログラムを実践してきており、 工学への強いインセンティブと行動力を学生が獲得できるような教育実践を重ねています。

本取り組みが目指すもの

ものづくりで広がる工学

 工学の特徴は、すべての教育・研究が「ものづくり」に向かうことです。 工学の研究や技術開発もその結果が、いろいろなかたちで新しい技術を生み出すという意味で、 工学にとって普遍の価値と大きな可能性を持っています。
 自動車・船・ロボット・建築・機能性材料・コンピュータなど「かたち」あるもの、 コンピュータプログラム・半導体のデザイン・回路設計等も「システム」デザイン等、 地平線は限りなく広がっています。

工学力を目指す教育

 ものづくりに向かう総合的な力を「工学力」と定義しています。 技術開発に向けた教育プログラムでは、学生が創造的な工学力を獲得するように、 新しく教育環境を構築することをめざしています。 工学力は、学ぶ力とつくる力が統合した力です。 工学の技術は、複雑に入組み合った学際的な構造をもっていて、 これまで関係がないと考えられていた異分野の考え方や手法が、 新しい技術を生み出す大切な起点を与えてくれることも多いのです。

ものづくりを支える力のイメージ
ものづくりを支える力のイメージ

「ものづくり」を支える3つの柱

 本教育プログラムは、学生と教職員が協働して「工学力」の学習環境を創りだしていくもので、 その実現のために3つの柱があります。

1.工学力教育センター
  工学の原点に立ち戻った教育プログラムの開発

 工学力を学ぶための新しい教育プログラムを、開発・体系化するいろいろな試みを行っています。 また、地域社会・企業との協働の仕組みをもつ 分野横断的な教育プログラムの開発・試行を進めて、 最先端の技術開発の現場と工学部の教育場面とを結びつける「工学力のプラットフォーム」を 整備するための試みを行っています。

ものづくりの拠点化イメージ
ものづくりの拠点化イメージ
2.工学力の学習環境・プログラム
  「学習環境の整備と教育プログラム」の確立

 工学力を学ぶための新しい教育プログラムを、開発・体系化するいろいろな試みを行っています。 また、地域社会・企業との協働の仕組みをもつ分野横断的な教育プログラムの開発を進めて、 最先端の技術開発の現場と工学部の教育場面とを結びつける「工学力のプラットフォーム」を整備しています。

学習環境の整備と教育プログラムの整備のイメージ
学習環境の整備と教育プログラムの整備のイメージ
3.学生ものづくり・アイディア展
  ものづくりの体験とコンテスト

 学生が自主的に取り組み、技術者としての喜びを体験する場です。実際に経験することで、 あらためて工学技術を深く学ぶためのインセンティブを得ることができます。 「学生ものづくり・アイディア展」は、3大学工学部の学生が成果を発表する場です。 専門分野の領域を越えて学生がチームを組む学際的な活動を発表し合い、切磋琢磨しています。

ものづくりの体験とコンテストのイメージ
ものづくりの体験とコンテストのイメージ

ものづくりプロジェクト

 平成17年度から「ものづくりプロジェクト」がスタートしました。工学部は有形であれ無形であれ「ものづくり」に関した 技術開発や学術研究を行うところです。つまり、何はともあれ「ものづくり」の楽しさや達成感を味わうことが工学の道を きわめる第一歩になると思います。そのために、学科および学年の垣根を取り払った学生プロジェクトチームによる技術開発の プロセスの学習を謳った「創造プロジェクト基礎」・「創造プロジェクトⅠ・Ⅱ」が開講されました。この科目は工学部の共通科目 になっていて、工学部の学生であれば誰でも聴講することができます。
  「創造プロジェクト基礎」「創造プロジェクトⅠ・Ⅱ」の特色は、工学部共通科目として開講する科目になっていますが、受講を希望する学生がチームを組んで、 あるいは、単独で自分自身のテーマを持参して参画することにあります。もう一つの特色は、学科・学年の枠を超えた学生の プロジェクトチーム結成を目指していることにあります。
  「創造プロジェクト基礎」「創造プロジェクトⅠ」では、具体的な課題設定と計画立案を目標にしています。つまり、 (1)実際の見聞、専門書や文献等により調査する(2)調査結果を分析し、まとめる(3)調査結果のまとめから、 解決すべき課題を設定する(4)課題を解決するための方法を考え、具体的計画を立案する、という内容になっています。 「創造プロジェクトⅡ」は創造プロジェクト1で企画立案したプロジェクトに従って実際に作品を作ることを目標にしています。 内容は、(1)自主的に作品づくりをする(自主性を養います)(2)チームで共同して作品づくりをする(協調性を身に付けます) (3)期間内に成果をまとめ、発表する(プレゼンテーション能力を高めます)、となっています。集中講義とはいうものの、 自主的に進めるというのが基本で、且つものづくりのための時間が結構必要ということから、両科目ともに課外時間や夏休みなどを 有効利用することになります。科目担当の先生は工学力教育センターの教職員ですが、基礎教育や安全教育を行った後は、 アドバイザーとしてプロジェクトに関わり、プロジェクトが発展していくことを強力にサポートします。実際の作品の制作に あたっては、高度な技術が必要となりますので、この点は技術職員の協力を仰ぐということになります。

 

 

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ものづくりアイディア展

 学生ものづくりアイディア展とは、新潟大学・富山大学・長崎大学で行われているものづくり教育の成果発表の場として、 3大学が制作した作品を持ち寄りプレゼンし合う、3大学共同開催のコンテストです。発表会・ポスターセッションの2部構成で 行われ、普段接することの無い他大学の学生・教職員に、自分たちの作品を披露することにより、熱のこもった意見交換を行います。 これにより普段気づかなかった問題点や改善点を発見することもあり、互いに切磋琢磨する良い交流の場となっています。

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